STUDIOを解約してもサイトは残せる?WordPressへ乗り換える前に確認したいこと

STUDIO → WordPress:解約前のチェックリスト

STUDIOからWordPressへ乗り換えるとき、「STUDIOを解約したら、今のサイトはどうなるのか」「何を先に済ませておけばいいのか」が気になります。

結論から言うと、STUDIOの有料プランを解約すると、独自ドメインで公開しているサイトは表示されなくなります。サイトを残すには、解約の前にWordPressでサイトを公開し、確認まで済ませておく必要があります。この記事では、公式ヘルプの内容をもとに解約するとどうなるかを整理し、乗り換えの前に確認したいことをチェックリストにまとめました。

この記事のまとめ

  • STUDIOの有料プランの解約は「Freeプランへのダウングレード」です。申請すると、次回の契約更新日にFreeプランへ切り替わります。
  • Freeプランに切り替わると、サイトは必ず一度非公開になります。独自ドメインで公開するには、有料プランが必要です。
  • CMSの記事やページのデザインは書き出せません。WordPressでの公開と確認、フォームの回答の保存、DNSとメールの確認を済ませてから解約しましょう。

STUDIOを解約するとどうなるか

STUDIOの公式ヘルプから、解約(ダウングレード)に関係する内容をまとめます(2026年9月29日確認)。

  • 解約はFreeプランへのダウングレード:有料プランの解約は、Freeプランへのダウングレードとして申請します。操作できるのは、プロジェクトの「オーナー」「支払いオーナー」の権限を持つユーザーです(Studio Help「プロジェクトのプランをダウングレードする」)
  • 切り替わるのは次回の契約更新日:申請してもすぐには反映されず、更新日までは有料プランの機能を使えます。更新日までなら、申請を取り消せます(同上)
  • Freeプランに切り替わると、サイトは一度非公開になる:もう一度公開するには、公開の設定をし直します(同上)
  • 独自ドメインでの公開には有料プランが必要:独自ドメインでサイトを公開するには、プロジェクトが有料プランである必要があります(Studio Help「独自ドメインでサイトを公開する」)
  • CMSとフォームには上限がある:切り替え先のプランの上限を超えるCMSの公開アイテムは、公開日が古いものから下書きになります。上限を超えるフォームの回答は、ダッシュボードで閲覧できなくなります(Studio Help「プロジェクトのプラン変更時の注意点」)
  • 自動更新を避けるなら、更新日の前日までに:自動更新を避けたい場合は、更新日の前日までにFreeプランへダウングレードするよう案内されています(同上)

つまり、STUDIOを解約すると、独自ドメインで公開しているサイトは表示されなくなります。サイトを残すには、WordPressで同じサイトを公開し、ドメインの向き先をWordPressに切り替えておく必要があります。

乗り換えの前に確認したいことチェックリスト

サイトとデータ

  • すべてのページのURLを一覧にした(元のURLと、WordPressでのURLの対応表)
  • WordPressで全ページを作り、PC・タブレット・スマホで表示を確認した
  • 画像・動画・PDFなどのファイルをWordPress側に保存した(STUDIOのサーバーのファイルを参照していない)
  • CMSの記事を、WordPressの投稿として作り直した(STUDIOにはCMSのデータを書き出す機能がありません)
  • フォームの過去の回答をCSVでダウンロードした(Studio Help「フォーム回答管理:ダッシュボードでの管理」)
  • 404ページ、送信完了(サンクス)ページ、プライバシーポリシーなど、忘れやすいページも移した

ドメイン・DNS・メール

  • ドメインを管理しているサービスと、そのログイン情報を確認した(STUDIOはドメインを販売していないので、外部のサービスで管理しています)
  • 今のDNSレコード(A・CNAME・MX・TXTなど)を控えた
  • 同じドメインでメールを使っている場合、メール用のレコード(MX・TXT)を変えないことを確認した(Studio Help「サイトと同じドメインでメールを利用したい」)
  • wwwあり・なしのどちらを正式なURLにするか決め、もう一方からは転送されるようにした
  • WordPressのサーバーでSSL(https)を使う手順と、証明書が発行されるタイミングを確認した
  • 切り替えの1週間以上前に、DNSのTTLを短くした

計測・SEO

  • Google Analyticsなどの計測タグを、WordPressにも設置した
  • Search Consoleの所有権の確認方法を確かめた(DNSのTXTレコードで確認している場合はそのまま。HTMLタグの場合は、WordPressにも同じタグを入れる)
  • 各ページのタイトル・説明文・OGPを確認した
  • URLが変わるページに、301リダイレクトを設定した
  • XMLサイトマップを用意した(WordPressは標準で /wp-sitemap.xml を出力します)

契約

  • STUDIOの次回の契約更新日を確認した
  • ダウングレードを操作できる権限(オーナー・支払いオーナー)があるか確認した

おすすめの作業の順番

  1. WordPressで全ページを用意する:公開前は「設定 → 表示設定」の「検索エンジンでの表示」で、検索エンジンに登録されないようにしておきます
  2. DNSのTTLを短くする:切り替えの1週間以上前に行います
  3. フォームの回答をダウンロードする:CSVで保存します
  4. DNSを切り替える:「検索エンジンでの表示」のチェックを外してから、ドメインを管理しているサービスで、STUDIO向けのレコードをWordPressのサーバーに変えます
  5. 確認する:表示(PC・スマホ)、SSL、フォームの送信、計測タグ、Search Console
  6. STUDIOのダウングレードを申請する:次回の契約更新日にFreeプランへ切り替わります

TTLを短くするタイミングと、切り替えのあとの確認は、Googleの「ウェブ ホスティングの変更と SEO」でも案内されています(Google 検索セントラル)。URLを変えずにサーバーだけを移す場合、切り替えの少なくとも1週間前にTTLを数時間程度まで下げること、切り替えの直後はGoogleのクロールが一時的に減ることがある、といった内容です。

更新日が近い場合は、先にダウングレードを申請しておくこともできます。申請しても更新日までは有料プランのまま使えるので、その間に切り替えを済ませます。ただし、更新日を過ぎるとSTUDIOのサイトは非公開になるので、切り替えが間に合わないと、サイトが表示されない期間ができてしまいます。

切り替えの当日に確認すること

  • ブラウザのシークレットウィンドウで独自ドメインを開き、WordPressのサイトが表示される
  • https で開けて、証明書のエラーが出ない(http で開いたときは https に転送される)
  • wwwあり・なしの両方のアドレスで開ける
  • フォームを送信して、通知メールが届く
  • 同じドメインのメールを送受信できる
  • Google Analyticsなどの計測に、アクセスが記録される
  • Search Consoleで、サイトマップを送信した

DNSの変更が行き渡るまでには、数時間かかることがあります。確認は切り替えの直後だけでなく、数時間後と翌日にも行いましょう。

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