STUDIOからWordPressへ移行する費用はいくら?制作会社への依頼と自分で移す場合を比較

STUDIO → WordPress:移行費用の比較

STUDIOからWordPressへ移るとき、気になるのが費用です。ただ、移行の費用は「何ページあるか」だけでは決まりません。作業時間、移したあとの修正、CMSの記事、SEOの対応まで含めて比べないと、あとから追加の費用や作業が出てきます。

この記事では、「自分で作り直す」「制作会社に依頼する」「自動変換ツールを使う」の3つのパターンで、費用と手間を比べます。

この記事のまとめ

  • 移行の費用は、ページ数、端末ごとのデザイン、CMS記事の数、フォームなどの機能、SEOの対応範囲で大きく変わります。
  • 自分で作り直す場合、お金は少なくても作業時間がかかります。制作会社は、同じ条件で見積もりを比べるのが大切です。
  • 自動変換ツールはページを作る作業を短くできますが、CMSの記事やリダイレクトなどは別に対応が必要です。

移行の費用を左右する項目

  • ページ数:手作業や制作会社の場合、費用や作業時間はおおむねページ数に比例します
  • 端末ごとのデザイン:PC・タブレット・スマホでレイアウトが大きく違うほど、作り直す手間が増えます
  • CMSの記事の数:STUDIOのCMSは書き出せないため、記事の数だけ移す作業が発生します
  • フォームや動き:お問い合わせフォーム、アニメーション、スライダーなど
  • SEOの対応:URLの対応表、301リダイレクト、タイトル・説明文の引き継ぎ、Search Consoleの設定
  • 公開作業:サーバーの用意、DNSの切り替え、SSL
  • 移行後の更新:誰が、どの画面で更新するか(納品後に自分たちで編集できるか)

3つの方法の費用と手間の比較

項目自分で作り直す制作会社に依頼する自動変換ツール(WPSitePort)
主な費用サーバー・ドメイン代。必要ならテーマやプラグインの代金制作費(見積もり)、サーバー・ドメイン代ライセンス 19,800円/年から(税込)、サーバー・ドメイン代
作業時間ページ数に比例して増える打ち合わせと確認の時間ページごとのコピーと、確認・修正
デザインの再現作る人のスキルと時間しだい依頼内容しだい公開中のページから取り込み、一致度をレポート
CMSの記事手作業で作り直す見積もりに含まれるか確認投稿としては取り込まない(別に作り直す)
SEO(URL・リダイレクト)自分で設定する依頼の範囲を確認タイトル・説明文・OGPは取り込む。リダイレクトはサーバー側で設定
移行後の更新テーマやエディタに合わせて編集納品された形によるWordPressの中のビジュアルエディタで編集

自分で移す場合の費用

自分で移す場合に必要なお金は、主にWordPressを動かすサーバーの料金です。ドメインは今のものをそのまま使えるので、新しく取る必要はありません。レンタルサーバーの多くは、無料でSSL(https)を使えます。

お金の代わりにかかるのが、作業時間です。STUDIOのページを見ながら、PC・タブレット・スマホそれぞれの見た目をWordPressで作り直すので、ページ数が増えるほど時間がかかります。

作業時間は、1ページあたりの作業を次のように分けて見積もると、ほかの方法と比べやすくなります。

  • ページの骨組みを作り、文章と画像を入れる
  • タブレット・スマホの表示を合わせる
  • 画像を書き出して、WordPressに登録する
  • フォームを設定する
  • 表示を確認して直す

STUDIOのサイトは端末ごとにレイアウトが作り込まれていることが多いので、PCのページを作る時間に加えて、タブレット・スマホを合わせる時間を多めに見ておきましょう。

制作会社に依頼する場合の費用

制作会社の費用は、依頼する範囲によって大きく変わります。比べるときは、同じ条件を伝えて見積もりを取りましょう。

見積もりで確認したいこと

  • 対象のページ数と、ページごとの料金か一式の料金か
  • CMSの記事の移行が含まれるか(含まれる場合は何件まで)
  • デザインは今のままか、作り直すか
  • タブレット・スマホの表示の調整が含まれるか
  • お問い合わせフォームの設定が含まれるか
  • URLの対応表と301リダイレクトの設定が含まれるか
  • サーバーの用意、DNSの切り替え、SSLなど公開の作業が含まれるか
  • 納品後、自分たちで文章や画像を編集できる形か
  • 公開後の修正や保守の費用

見積もりを比べるときのコツ

複数の会社に依頼するときは、同じ条件(例:5ページ、CMSの記事なし、お問い合わせフォーム1つ、デザインは今のまま、スマホ対応あり)を文章で伝えて見積もりを取ると、金額と作業の範囲を並べて比べられます。「含まれる作業」と「含まれない作業」を表にしておくと、あとから追加の費用が出るかどうかも見えてきます。

自動変換ツール(WPSitePort)を使う場合の費用

WPSitePortの料金は、ライセンスを有効にするWordPressサイトの数で決まります。どのプランも、コピーできるページ数に上限はありません。

プラン価格(税込)使えるWordPressサイトの数
Personal19,800円/年1サイト
Pro29,800円/年5サイト
Agency49,800円/年50サイト

ライセンスは1年間で、期間中のアップデートが含まれます。自動更新はご購入時はオフです。無料版では、登録なしで1ページのコピーとビジュアルエディタでの編集を試せるので、自分のサイトでどこまで再現できるかを確かめてから購入できます。

ツールの料金とは別に、次の作業が必要です。

  • CMSの記事を、WordPressの投稿として作り直す
  • URLを変える場合の、301リダイレクトの設定
  • 計測タグなど、外部サービスのスクリプトの設定
  • コピーしたページの確認と、必要な箇所の修正

無料版で1ページをコピーすると、自分のサイトでコピーにかかる時間と、直す必要のある箇所を、購入の前に確かめられます。

移行したあとの費用も比べる

移行の費用は一度きりですが、サイトを運用する費用は毎年かかります。

  • STUDIO:独自ドメインでサイトを公開するには、有料プランが必要です(Studio Help「独自ドメインでサイトを公開する」)。WordPressへ移ったあとは、STUDIOの有料プランを解約できます
  • WordPress:サーバーの料金がかかります。テーマやプラグインを有料のものにする場合は、その料金も
  • WPSitePort:ライセンスは1年ごとです。ライセンスが切れても、公開中のページは表示され続けます(新しいコピー、編集の保存、アップデートはできなくなります)。ページの表示にはプラグインを使うので、プラグインは有効のままにしておきます

開発者コメント

WPSitePort 開発者に聞きました

どの程度なら実務投入できると考えていますか?

一般的なコーポレートサイトやサービスサイト、LPのような構成であれば、かなり実用的に使えると考えています。特に、テキスト、画像、ボタン、見出し、背景、カラムレイアウト、一般的なレスポンシブデザインを中心としたサイトとは相性が良いです。

一方で、ECや予約システム、会員サイトなど、サイトの裏側に複雑な仕組みがあるものは別途対応が必要になります。このツールだけですべてを終わらせるというより、まず自動変換で大部分を作り、その後必要なところだけ人が調整する、という使い方が、現時点では現実的だと思っています。

例えば、10ページのサイトを最初からWordPressで作り直すのと、自動変換したあと数カ所だけ直すのでは、作業量がかなり変わります。

どの方法を選ぶか

  • ページ数が少なく、デザインも見直したい:自分で作り直すか、制作会社に依頼する
  • デザインは変えずに、早く移したい:自動変換ツールで取り込み、必要なところだけ直す
  • EC・予約・会員などの機能がある:その部分は、制作会社への依頼やWordPressのプラグインでの作り直しを検討する
  • 社内に作業する人がいない:制作会社に依頼する

WPSitePortを無料で試す

無料版は登録なしでダウンロードでき、1ページのコピーと、ビジュアルエディタでの編集をお試しいただけます。自分のサイトでどこまで再現できるかを確かめてから、プランを選べます。

この記事は、WPSitePortの開発元である株式会社InfraAcademyが作成しました。料金は2026年9月29日時点の税込価格です。各サービスの仕様は、同日に公式ヘルプで確認した内容です。

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