WebサイトをWordPressへ変換する方法|手作業・制作会社・自動変換ツールを比較

Webサイト → WordPress:手作業・制作会社・自動変換を比較

WordPress以外のサービスやHTMLで作ったWebサイトを、WordPressへ移したい。理由は「更新しやすくしたい」「サービスの料金を見直したい」「プラグインで機能を増やしたい」などさまざまですが、どのサービスから移すかによって、使える方法と注意点が大きく変わります。

この記事では、STUDIO、Wix、Webflow、ペライチ、HTMLサイトからWordPressへ移す方法を、「手作業」「制作会社」「自動変換ツール」の3つで比べ、サイトの条件から方法を選べるように整理します。移行元ごとの詳しい手順は、それぞれの記事で解説しています。

この記事のまとめ

  • WordPressへ移す方法は「手作業で作り直す」「制作会社に依頼する」「自動変換ツールを使う」の3つ。サービスによっては、公式のエクスポート機能がありません。
  • CMSの記事、EC・予約・会員の機能、JavaScriptの動きは、どの方法でも別に考える必要があります。
  • 見た目を保って早く移すなら自動変換ツール、機能まで作り直すなら制作会社、デザインから見直すなら手作業、が目安です。

移行元ごとの事情

移行元公式のエクスポート主な注意点詳しい記事
STUDIOページ・デザイン・ソースコード・CMSのデータは書き出せない解約するとサイトは非公開になる。ドメインは外部のサービスで管理移行方法/エクスポート/費用/解約
Wix外部のサーバーへのエクスポートはサポートされていないブログのRSSフィードは最新20件まで。Wixで購入したドメインは移管するWixからの移行
Webflow有料のWorkspaceプランでコードを書き出せる(CMSなどは含まれない)CMSはCSVで書き出して、WordPressで作り直すWebflowからの移行
ペライチ他社のサーバーで使える形式では提供されていないペライチで取得したドメインの移管の条件ペライチからの移行
HTMLサイトファイルが手元にある.html のURLとリダイレクト、スマホ対応HTMLサイト/古いサイト

各サービスの仕様は、2026年9月29日に公式ヘルプで確認した内容です。出典は、それぞれの記事に載せています。

3つの方法の比較

項目手作業で作り直す制作会社に依頼する自動変換ツール(WPSitePort)
費用主にサーバー代と作業時間制作費(見積もり)ライセンス代(19,800円/年から、税込)
期間ページ数に比例して長くなる依頼先のスケジュールしだいページごとのコピーと確認・修正
デザインの再現作る人のスキルと時間しだい依頼内容しだい公開中のページから取り込み、一致度をレポート
CMSの記事手作業で作り直す見積もりに含められる投稿としては取り込まない
EC・予約・会員プラグインで作り直す作り直しを依頼できるコピーしない
JavaScriptの動き作り直す作り直しを依頼できるスクロールで表示される動き、ループ、カルーセル、メニューの開閉などは再現。サイト独自の複雑な動きは対象外
移行後の編集作り方しだい納品された形しだいWordPressの管理画面の中のビジュアルエディタ

費用の考え方は、STUDIOを例に移行費用の比較で詳しく解説しています。

サイトの条件から選ぶ

CMS(ブログ・お知らせ)がある場合

CMSの記事の扱いは、移行元によって違います。STUDIOはCMSのデータを書き出せず、WixのブログはRSSフィードで最新の20件まで、WebflowはCollectionをCSVで書き出せます。

どの場合も、ページ(見た目)とCMS(記事)を分けて考えるのが基本です。ページは見た目を保って移し、記事はWordPressの投稿として作り直すと、移行したあとも一覧やカテゴリーをWordPressの機能で管理できます。

EC・予約・会員の機能がある場合

ネットショップ、予約、会員などの機能は、移行元のサービスの上で動いています。ページの見た目を移しても、その仕組みやデータは移りません。WordPressでは、それぞれに対応するプラグインで作り直すか、制作会社に依頼します。

JavaScriptの動きが多い場合

スライダーやアニメーションなど、よくある動きはツールで再現できる場合がありますが、サイト独自のプログラムや外部サービスとの連携は、作り直しが必要になることがあります。WPSitePortは、スクロールで表示される動き、ループ、カルーセル、メニューの開閉などを再現しますが、任意のJavaScriptをすべて自動で複製するものではありません。公開の前に、すべての動きを実際に操作して確認しましょう。

ページ数が多い場合

ページ数が多いサイトは、トップやサービス紹介など「デザインの決まったページ」と、お知らせやブログなど「同じ形が続くページ」に分けます。前者は見た目を保って移し、後者はWordPressの投稿として移すと、作業を減らせます。WPSitePortは1回の登録で1ページをコピーするツールで、サイト全体を自動で巡回することはしません。

デザインも変えたい場合

この機会にデザインを変えたい場合は、手作業や制作会社での作り直しが向いています。まず今のデザインのまま移し、WordPressで公開したあとに少しずつ直していく方法もあります。

自分のサイトで比べるときの指標

方法を選ぶ前に、自分のサイトのいくつかのページで試し、次の指標で比べると判断しやすくなります。

  • 自動移行率:コピーしたページのうち、手で直さずにそのまま使えたページの割合
  • 手修正数:公開できる状態にするために、手で直した箇所の数
  • 1ページのコピー時間:ツールがコピーを終えるまでの時間と、確認・修正にかかった時間
  • 見た目の一致度:PC・タブレット・スマホそれぞれで、元のページとどれだけ同じか

WPSitePortでは、見た目の一致度はコピーのあとのレポートに表示されます。無料版で1ページを試し、手修正がどのくらい必要かを確かめてから、移行の方法を決めましょう。

移行の共通チェックリスト

移行の前

  • ページのURLの一覧(古いURLと新しいURLの対応表)を作った
  • CMSの記事、フォーム、埋め込み、計測タグを一覧にした
  • ドメインの管理先と、DNSの設定(メールのMX・TXTを含む)を確認した
  • WordPressのサーバーとSSLを用意した

移行の作業

  • ページを移し、PC・タブレット・スマホで表示を確認した
  • フォームの送信と、通知メールを確認した
  • タイトル・説明文・OGPを確認した
  • URLが変わるページに、301リダイレクトを設定した

公開のあと

  • Search Consoleでサイトマップを送信し、インデックスの状況を確認した
  • 移行元のサービスの契約を見直した(解約の前に、データを保存した)
  • リダイレクトを1年以上残す予定にした

URLが変わるサイト移転の手順は、Googleの「URL の変更を伴うサイト移転」で詳しく案内されています(Google 検索セントラル)。

開発者コメント

WPSitePort 開発者に聞きました

既存のツールではなぜ足りなかったのですか?

既存のツールを調べると、WordPressからWordPressへの移行ツールはかなり充実しています。一方で、STUDIOやWixなどで作られたサイトをWordPressへ移す場合は、選択肢がかなり限られています。

HTMLを取り込むツールもありますが、HTMLをWordPressへ置いただけでは、移行後に使いにくくなることがあります。今回欲しかったのは、サイトを表示できるようにするツールではなく、移行後もWordPressで普通に運用できる状態にするツールでした。

文章を変えたいときにHTMLを編集したり、画像を差し替えるたびにコードを書いたりするのであれば、STUDIOから移行した意味が薄くなってしまいます。そのため、見た目だけではなく、移行後の編集や運用まで含めて使えるものを作ろうと考えました。

WPSitePortでできること・できないこと

WPSitePortは、公開中のページをURLからWordPressにコピーし、WordPressの管理画面の中のビジュアルエディタで編集できるようにするプラグインです。

できること

  • 文字・リンク・画像・動画・Webフォント、PC・タブレット・スマホそれぞれのレイアウトのコピー
  • スクロールで表示される動き、ループ、カルーセル、お問い合わせフォーム、タイトル・説明文・OGPのコピー
  • コピー元とコピー後の見た目を3つの画面幅で比べ、一致度をレポート
  • ビジュアルエディタでの編集(端末ごとのスタイル、変更の履歴、プレビュー、公開)
  • HTML・CSS・JavaScriptのファイルとしてのコピー(コードとしてコピー)

できないこと・別に対応が必要なこと

  • CMSの記事を、WordPressの投稿として取り込むこと
  • EC・予約・会員などの機能と、サイト独自の複雑なJavaScript
  • サイト全体の自動コピー(1回の登録で1ページ)。ヘッダーやフッターは、ページごとに含まれた形でコピーされます
  • 移行元のサイトにライセンスされたフォント(近いオープンなフォントで表示します)
  • 古いURLからの301リダイレクト(サーバーやプラグインで設定します)

コピーしたページの表示にはWPSitePortを使います。ライセンスが切れても公開中のページは表示され続けますが、プラグインを停止すると表示されなくなります。ファイルとして手元に残したい場合は、「コードとしてコピー」を選ぶと、HTML・CSS・JavaScriptのファイルとしてZIPでダウンロードできます。

WPSitePortを無料で試す

無料版は登録なしでダウンロードでき、1ページのコピーと、ビジュアルエディタでの編集をお試しいただけます。あなたのサイトでどこまで再現できるか、まずは1ページで確かめてみてください。

この記事は、WPSitePortの開発元である株式会社InfraAcademyが作成しました。各サービスの仕様は、2026年9月29日に公式ヘルプで確認した内容です。料金は同日時点の税込価格です。

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